CVR139%改善！社内では作れなかった複雑な構造のLP制作により実現

株式会社パセリは、資格情報サイト「BrushUP学び」を中心に、資格講座のスクール集客を主力事業とする企業です。導入以前の課題や、AIR Design導入の効果について、メディア事業部の三宅様にお話を伺いました。

テンプレート横展開の限界とリソース不足のジレンマ

同じテンプレートを横展開するだけで、デザインに広がりがなかった

三宅様：導入前は、成果の出やすい構造をテンプレート化し、スピードと効率を優先してLPを制作していました。資格ごとに訴求のポイントは変えて、内容面では個々の資格に合わせた調整を行っていましたが、テンプレートの横展開だけではデザインの広がりが出ず、CVR改善にも限界を感じていました。

複雑な構造の商材は専用LP化できず、埋もれていた

三宅様：「BrushUP学び」で掲載する約500個の資格の中でも特にニーズの高い主要な資格カテゴリーは10〜20程度あるのですが、そのうち3割程度の資格は専用のLPを用意できていない状況でした。

1つの資格を紹介するLPはCTAが1パターンで済むためシンプルですが、複数の資格を紹介するLPはCTAや遷移先の組み合わせパターンが増えるため、構造が一気に複雑になります。

そのため、複雑なLPは社内リソースだけでは対応が難しいという点が課題でした。

こういった複雑なLPを社内で制作しようとすると、構造を整理する高度な思考力と長い制作期間が必要です。そのため、本来であればLPを作れば成果が出るのに、複雑な構造ゆえに専用LP化が後手に回り、サイトのカテゴリページをLPとして代用して運用していました。

 

費用対効果とパートナーシップでAIR Designを選択

社内デザイナー採用より費用対効果が高いと判断

三宅様：AIR Designさんの導入や契約更新にあたっては主に以下の3つの観点で判断しました。

まず人件費コストの比較です。マーケティングに理解のあるデザイナーを採用・育成するコストと比較すると、AIR Designさんの方が費用対効果が高いと考えました。

次に時間的価値です。社内リソースで制作期間が長い案件を、AIR Designさんなら一定のペースで納品してもらえます。その制作期間が浮くので、AIR Designさんの制作と並行して社内では別の制作を進めることができます。その時間的価値は大きいと判断しました。

最後に売上への貢献です。AIR Designさん導入によって売上がどれくらい上がるかを試算し、利益として数値化しました。

これらを総合的に見て、費用対効果が十分に回ると判断し、利用させていただいています。

もしAIR Designさんを利用しないとしたら、選択肢は2つでした。ひとつは社内の人員を増やして対応する。もうひとつは選択と集中で、伸び率の高い領域だけに絞り込む。しかし前者はコストが大きく、後者では伸びしろのある領域の施策を諦めることになります。AIR Designさんはその両方の問題を解決してくれる存在だと考えています。

同じ目標を追えるパートナーとしての期待

三宅様：AIR Designさんは、いつも丁寧にヒアリングしてくださっていると感じています。介護職員初任者研修でも通信制大学でも、「今のCVRが何%で、それをどの程度改善するのか」といった目標を一緒に考えてくださいます。

私は、制作会社の方にも“パートナー”として、同じ目標や成果を共有しながら、一緒に数字を追っていきたいと考えています。AIR Designさんはそういう向き合い方をしてくださっているので、継続的な関係を期待できると感じました。

CVR139%改善、専用LP化で埋もれていた講座が成長

通信制大学LPで専用LP化を実現、CVR139%改善

三宅様：最も大きな成果は通信制大学のLPです。もともと専用のLPを持っておらず、サイト内の記事コンテンツを広告の誘導先にしていました。

通信制大学のLPを作成する場合、1つのLPの中で、教育系、医療・福祉系、IT系など様々な専攻に対して訴求する必要があります。それぞれごとに異なる導線が必要なため、構造が複雑で設計・制作に工数がかかるんです。

そのため、ずっと専用LP化できていませんでした。AIR Designさんと一緒に構造を整理して専用LPを制作したところ、CVRが大幅に改善しました。

2つの配信パターンでA/Bテストを実施した結果、平均で139%の改善を達成できました。もしAIR Designさんと協業していなかったら、通信制大学の広告はまだ通常の記事コンテンツで運用していたことでしょう。

社内にない知見を獲得、マーケターとしての学び

実践的かつロジカルで体系的なマーケティング手法で、自社にない考え方を習得

三宅様：私自身、AIR Designさんと一緒に取り組む中で、自分の考え方が広がったと感じています。

例えば、LPの4つの不(不信、不要、不適、不急)を払拭するといった構成の考え方は、自社にはなかったアプローチでした。こういったマーケティングの考え方を社内に取り込むことができ、それがメンバー間で浸透していったことも大きな価値でした。AIR Designさんとの取り組みは、LP制作だけでなく、チーム全体のマーケティング力向上につながっています。

専門チームから学べる環境

三宅様：AIR Designさんのご提案では、マーケティング担当の方、デザイン担当の方、ライターの方など、5人の専門家がついてくださって、それぞれの専門の方からお話をいただけます。

私自身はSEOばかりやっていたので、マーケティングやデザインの知識・思考に広がりをもたせることができました。例えばLP制作で学んだ「ユーザーの不安や疑問を段階的に解消していく構成」は、SEOのコンテンツ設計にも応用できます。提案資料も、AIを駆使して競合を分析してくださったり、マーケティング的な視点で学ばせていただくことも多いです。マーケターとして成長できる環境だと思います。

今後への期待

期待値の高い資格を一緒に掘り起こしていきたい

三宅様：今後は、成果に繋がりそうだが手を付けられていない領域を一緒に掘り起こし、さらなる成果アップを狙っていきたいです。
通信制大学のように、LPを立てたことで広告の運用が回りやすくなり、大きく成果が改善するようなものを、他の資格でも実現していきたいと考えています。

会社の柱となる資格を増やし、全体の売上拡大へ

三宅様：今ある集客の柱に加えて、新しい柱になる資格を、AIR Designさんとの取り組みを通じて強化・拡大していければと思います。それがトータルの売上や利益につながりますし、それこそがAIR Designさんと取り組んでいく価値の一つだと考えています。

決まったテンプレートを横展開していくだけでなく、難易度の高い制作や、チャレンジングな施策に対して一緒にアプローチしてくださる姿勢が本当にありがたいですね。

パートナーとして三方よしの関係を目指す

三宅様：私たちのチームには、売上を上げるというミッションがあります。AIR Designさんは、そのミッションを達成するためのチームメンバーの一員のような存在です。

弊社にとっても、AIR Designさんにとっても、そしてクライアントやユーザーにとっても価値になる──そういう三方よしの関係で、パートナーとして同じ目標を目指していける関係でいたいと思います。

AIR Designさんと一緒に取り組んだことで、考え方が広がり、良いものが作れるようになりました。今後も継続的に協業していきたいと考えています。